Archive for the ‘Uncategorized’ Category
オレ流クラウドの定義
先日、ようやくぴったりと自分の感覚にフィットするクラウドの定義を思いつきました。超端的に一文で表現。
「ガチガチに作り込んだ最強システムをみんなで使える形にしたもの」
ガチガチに作り込んだ、ってどんな?ということになります。
イメージし易いのはやはり比較的大規模なWebサービスを提供されている企業の自前システムでしょう。自前でSEを抱えてシステムを構築・運用されているところはいかに安く、安定して、スケーラブルで使い易いシステムを構築するかに創意工夫を凝らされています。そういうシステムの裏側を紹介する勉強会等はえてして面白いですよね。
素早くサーバを追加&システムに組み込むためにPXEブートを駆使したディスクレス構成を組んでみたり、Cobbler等を使って高速なOSインストール環境を整えてみたり、PuppetやFuncを使って多数のサーバを一斉に操作するフレームワークを確立してみたりと、その筋の作り込みはめちゃ楽しいものです。しかしこういったシステムは一朝一夕で出来上がるものではなく、いろんな調査、検証や失敗経験から学んだ成果であり継続的なブラッシュアップがなされて完成度を高めていくものでしょう。
ある程度形になるまでは相当な努力と時間が必要ですが、軌道に乗れば自分たちにとって非常に都合のよい最適化された最強システムになっていきます。
こういったシステムはSIerが案件単位で構築することは現実的ではないでしょう。厳しい納期、各ステークホルダーの私利私欲による提案が交錯し、真に最適な姿を突き詰めるのは至難の業です。そこにはいくつもの妥協という大人の選択があります。
案件単位で個別にシステムを作っていく事はSIerにとっては飯の種かもしれませんが、エンドユーザは毎回システム毎にH/WやS/Wの購入を余儀なくされ、同じように設計、構築、テストという作業を発注することになります。しかもその結果構築されるシステムはWebサービス事業者が長年ブラッシュアップしているシステムと比較して、完成度で見劣りする可能性が多いにあり、また、費用も都度相当なものになることでしょう。国が大手SIerに発注しているシステム、とんでもない金額ですよね。「あんなの、あのイケイケの会社にお願いして作ってもらえば100分の1くらいの費用で済むんじゃないの?」と、納税者としてはクレームしたくもなります。
そう考えると、理想は「最強のオレオレ・システム」を汎用的に使えるようにすることではないかと思います。
これまでの調査・検証と経験、優秀なエンジニアの知見の粋を集めたオレオレ・システムの、、、
- 高速プロビジョニングの仕組みをシェアする
- H/W障害時に高速にFailoverすることが検証済みである冗長構成をシェアする
- ワンタッチで様々なオーダーが完了する運用フレームワークをシェアする
これができればIT業界はもっと政治的な要素がなくなり、純粋な技術的要素が強まるのではないかと思いを巡らせています。
実現するためのテクノロジーは問いません。高速プロビジョニングを仮想マシン+CoWで実装する手法もあるでしょうし、前述のネットワークブートでベアメタルにOSを起動させる手法もあるでしょう。Real Application Clustersで耐障害性を確保するような高度な冗長構成もあるでしょうし、システムコンフィグレーションはシンプルに留め、人間的Failoverなシステムもあるでしょう。各手法によって一長一短あると思いますが重要なのは最終的に如何にサービスレベルが高く、運用が楽ちんで低コストなシステムが構築できるかだと思います。これがガチガチに作り込んだ最強システム。これに汎用性を持たせて第3者に開放できる状態にしたシステムが「クラウド」である、と考えました。
Developers Summit 2010
来年、2月18〜19日にDevelopers Summit 2010が目黒雅叙園にて開催されます。
8つのテーマで構成されており、僕はその中の「Cloud Development」で1セッション担当します。
オラクルのエバンジェリスト2人が考えるクラウド・プラットフォーム
今回はFusion Middlewareのエバンジェリスト、佐藤直生さんとともにオラクル的クラウドプラットフォームを語ります。このセッションでは単位「クラウドとは?」という概念的な話しに終始するようなものではなく、「で、具体的にそれをどうやって実現すんの?」というところに踏み込んだ話をしようと思っています。
まだ少し先ですが是非ご予定空けておいてください!
Snow Leopardを買う7つの理由
90%のモジュールをリファクタして以下を実現とのこと。
- Finderの応答性向上
- Mailはメッセージを最大2倍速くローディング
- TimeMachineは初回バックアップ速度を80%向上
- Safariは速度を50%向上し、クラッシュへの耐性も強化
- フットプリントを大幅に削減 アップデートによって7GBのフリースペースを生むという離れ業
- Exchangeのビルトインサポート
- ここまでしといてLeopardからのアップグレードは29ドルぽっきり
こういう硬派なリリースは非常に好感がもてます。ソフトウェアは「安定」して「高速」でナンボですから。
いよいよOracle Open World Tokyo
いよいよOracle Open World Tokyoが来週開催されます。
http://www.oracle.co.jp/openworld/2009/index.html
お申し込みがまだの方は是非!招待コード「3769」で事前登録すれば無料で入場できます。
僕は最終日の24日 15:30 -のセッション、「SS03-151 低コストと高可用性にとことんこだわったOracle VM環境構築」に登壇します。まだ少しだけ席があるようなので是非ご来場ください!
Windows端末からTeraTermでファイルを送信する方法
TeraTermってすごいっす。
Windows端末からLinuxに接続するときは昔からTeraTermを使っていたのですが、ファイルをLinuxに転送する際には別途puttyのpscp.exe等を使っていました。Linux側でftpやらsambaやら立ち上げなくてもすむのでお手軽といえばお手軽ですが、いかんせん別窓を開いてDOSのコマンド打つのはあまり気持ちのいい作業ではありませんでした。
そんなとき!偶然発見したのですが、最近のTeraTerm(TeraTerm Professional4.5.8) にはscp機能が実装されていることに気がつきました。しかも「ドラッグ・アンド・ドロップ」で。めちゃくちゃびっくりしました。使い方は、ファイルを転送したいホストに普通にTeraTermのsshでログインしておき、その窓にファイルをドラッグ・アンド・ドロップするだけです。ほんとです。是非やってみてください。
今までなんて無駄作業をしていたのだろうか。
6コアのCPUは普及しているのか?
CPUについて調べています。といってもテッキーな話ではなく、各サーバベンダが2009/3現在でどのようなプロセッサーを搭載してサーバラインナップをそろえているのかという話です。何故これをやってるかというと6コアが気になっているからです。現在スタンダードなコア数は2(dual)また4(quad)でしょう。でも昨今6コアが出回ってきているという噂を聞きます。実際どうなのでしょう。
各社のサーバの6コアプロセッサー搭載状況を調べました。
まず6コアが採用されているプロセッサーの型番を知っておく必要があります。下図はIntelのWebページからの引用です。

ということで、現在6コアが採用されているのは、以下の3つです。
- X7460
- L7455
- E7450
*ちなみに7400番台以外で6コアを搭載しているプロセッサーはありません。
これらプロセッサーをオプションとして用意しているサーバ機種を各社毎に調べました。
HP
ラック型
- DL580 G5 (4way) \2114700 -
ブレード
- BL680c G5 (4way) \1225350 -
IBM
ラック型
- x3850 M2 (4way) \2551500 -
- x 3950 M2 (4way) \3349500 -
DELL
ラック型
- PowerEdge R900 (4way) \1080975 -
NEC
ラック型
- Express5800/R140a-4 (4way) \1550000 -
ブレード
- Express5800/B140a-T (4way) \?
日立
ラック型
- HA8000/RS440 (4way) \2238000 -
ブレード
*6コアモデルはないが、最上位のBS2000はNehalemを採用している
富士通
ラック型
- PRIMERGY RX600 S4 (4way) \1390000 -
各社ともラインナップには加えているようです。ただし特筆すべきはどのベンダも4wayサーバ、最上位機種にしか搭載していないということです。
なので結果として言えることは1ソケットで6コアというような構成は、2009/3現在では現実的ではないということです。6コアはハイパフォーマンスを求めるユーザに向けて提供されていますが、ローエンドにもすべからく供給しているわけではないようです。
MacBook Air
1月中、帰省中に実家でみたMacBook AirのTV CMがずっと頭から離れませんでした(あの歌が)。2週間ほど前に現物がみてみたくて仕事帰りに渋谷のAppleストアに立ち寄ったところブツが店頭に置いてありました。30分ほど持ち上げたり意味なく文字列を打ち込んだりして感触を確かめていましたが、ふと店員さんが近くに来たので「WebのAppleストアでは納期2〜3週間となっているけど、実際どのくらい?」と聞いてみたところ、「・・・1.6Ghzのモデルですか?」と店員。「はいそうです。」と僕。「・・・今、確認してきますが、実はごくわずかだけ在庫があったと思います。多分1台だけ・・ 押さえましょうか?」と店員。「あ、そうなんですか。」としらじらしく応答。そんな夫婦ザイマンみたいなことをしつつあえなく購入。いうまでもなく在庫はまだあったでしょうな。
さておき、このMacBook、なんとなく気になってたもののスペックからすると結構高いし、コレをどうしても買わなきゃいけない理由があまり見当たらなかったものの、最後は衝動BUYしました。で、実際買ってみてどうかというと、・・・イイです。あくまで個人的な意見ですが、かなりイイ。某所でも同じことがいわれていましたが、買ってみるとスペック等まったく気になりません。というのも実際動作速度に不満を覚えることもないし、それよりもコイツをいろんなところに持ち歩いてなにげにパカッと開いて作業を始めるのがとてつもなく満足な気分になるから。23万というのはスペックを基準につけられた価格ではないことがよく理解できます。こいつと一緒にウロウロしてそこら中でパカパカ開いて使うと何故か妙に満足できます。僕は社会人になってからずっとThinkpad Xシリーズを使い込んでおり、サイズ、重さ、キータッチ、トラックポインタすべてがもはやノートPCとして完成型だと思っていました。しかしこのMacBook Airはそんな価値観を転換させるほど魅力的。それはハードウェアとしての美しさと機能性、そしてLeopardというOSがそうさせるんでしょうなぁ。Thinkpadにはなかった新しいノートPCとしての魅力がこのAirにはあるようです。ここまで書いて何がそんなにいいのかを整理するほどの気力がなくなってきたのと百聞は何とか、ということで一枚の写真を皆様に。

IMAPを使う3の理由
せっかくなので何故にIMAPがいいのか語っておきます。
1. どのPCからでも同じメールにアクセスできる。
これが一番基本的なメリットだと思いますが、IMAPはメールのデータをサーバ上に保存するため個々のPCに依存しません。「あ、メールにあの情報があった気がするけど今PCもってない・・orz」のような状況はIMAPだと起こりません。 ただ、この点はWebメールには若干劣ります。 Webメールが実にブラウザとID/Passwordしか必要としないのに比べて、IMAPは一旦メールクライアントを設定する必要があるためです。 なのでネットカフェや友達のPCをちょっと借りてメールを、、という用途には向きません。
2. メールを簡単にサーバへアップロードできる
例えばpopのアカウント:nkjm-pop@gmail.comとIMAPのアカウント:nkjm-imap@nnd.jpがThunderbirdに設定してあったとします。するとユーザはnkjm-pop@gmail.comに届いたメールをnkjm-imap@nnd.jpにドラッグ・アンド・ドロップで簡単に移動できます。これはユーザエクスペリエンス的にはただフォルダ間をメールが移動しているだけですが、バックグラウンドではローカルPC上のメールデータがIMAPサーバへとアップロードされています。これが何故いいかというと、IMAPの特性であるメールの一元化の能力をさらに強力にするからです。
IMAPのメールをどのPCからでも見れるのは先に述べた通りですが、このアップロード機能を併用するとIMAPでないPOPのメールもあわせてひとつのサーバに集約することができます。複数メールアカウントを所持しており、その中にPOPしか提供してくれないメールサーバがあったとしてもIMAPサーバがひとつあればそこに全メールをまとめることができるわけです。 しかもこれがドラッグ・アンド・ドロップでできちゃうというのがスゴい。
3. Webメールより使いやすい
このGooglizeされた現代でこれを言うのは少しばかり勇気がいるのですが、非難を恐れずに言えば実はGmailってあんまり使い易いと思ったことがないのです。 以下、僕がGmailを使わない3の理由です。
Web2.0の重要な要素のひとつにラベリングがあるのは周知の事実でGmailもそれを踏襲してると言えます。情報の合理的かつ共有を前提とした分類方法としてはたしかにFolksonomyは優れていると思いますが、僕はFolksonomyは個人の頭の中を整理するのには向かないと思います。メールの分類はユーザ個人が必要なメールがどこにあったか直感的に判断できることが重要です。フォルダ階層でそれを行うには計画的な階層設計が必要ですが、良く設計されたフォルダ階層はメールを分類するには非常に有用であると経験上感じます。
2. チェックボックスやプルダウンをつかった操作は面倒。
Gmailではメールを選択するのにチェックボックス、アクションを指定するのにプルダウンメニューを使用しますが、このようなチェックボックスやプルダウンを使った操作はドラッグ・アンド・ドロップに比べて一手以上多い手順を必要とします。特にビジネスにおいてメールは時間あたりに相当な量を受信します。繰り返し行う作業で手順がひとつでも増えるとそれは大きなストレスになります。
3. ロードが重い。
Gmailはログインしてトップページが表示されるまでにサーバと相当な処理が走ります。これはブロードバンド環境ではあまり気にならないのですが、PHS等低速回線を利用していると顕著になります。新幹線の車中でPHSを使うと当然コネクションの質はめちゃくちゃ悪くなるのでGmailを開くにはかなりの忍耐を必要としますが、POPやIMAPといった純粋なメールのプロトコルであればこの劣悪な環境でもなんとかサバイバルできます。
*ちなみに誇張してGmailを使わないと書いてますが実際は使いまくってます。
Ajaxという技術はたしかにスゴく、最初にGoogle Mapをみたときは唖然としました。しかしそれから世間のAjax熱は過熱感があると思っていて、今までローカルアプリで動かしていたものをなんでもかんでもAjax化してWeb上に持っていこうとしている気がします。 Ajaxは今までブラウザでできるとおもわれていなかったことを覆すという離れワザを実現した素晴らしい技術だと思います。 USのYahoo Mail Betaはこれまた凄まじいユーザインターフェースを提供しており、使い勝手はかなりローカルアプリに近くなっています。
ただし今のところまだ「メールをさばく」という一日に数え切れない程のオペレーションを要するところではThunderbirdのようなPCベースのアプリケーションが操作性、応答性において優れていると感じます。
したがって、このような操作性を誇るローカルのアプリケーションとIMAPのデータ集約性、アクセシビリティを組合せた形が快適なメール生活を送る上で僕にとっては理想的だと思った次第です。これからGmailは一回POPしてそれをIMAPで自分のサーバにアップしよっかなと思っています。
というわけで今日はIMAPで一日終わりそうです。お疲れさまでした。
最近のホスティング事情
現在までかれこれ6年程自宅サーバでWebサイトやメールシステム等を運用してきましたが、この度外部のホスティングサーバを契約してそちらにサービスを移すことにしました。 理由は以下の通りです。
・現在自宅サーバはシングル構成で最近バックアップをまったくとっていないのでHDDが壊れちゃったらデータが全部吹っ飛んでしマウス。
・来年3月に引越しする予定だが引越し先ではそう簡単にグローバルIPをゲットできない。
・なんとなく外部のサーバを契約するっていうのも初めてなのでわくわくする。
というわけで先週末の土曜日に一日かけてホスティング業者の選定を行いました。
ホスティングの種類は大きく以下の3つがあります。
・Dedicated Server
・VPS (Virtual Private Server) / VDS (Virtual Dedicated Server)
・Shared Server
Dedicated Serverはその名の通り専用・占有サーバで、物理的なサーバ機をまるごと我が物として占有できるサービスで、マシンのリソースをフルに使える分パフォーマンス、自由度ともに最強ですが価格も3種類の中で最も高価になります。価格はおおよそ月額10000円以上ですが、安価なサービスでは10000円を切るものもあるようです。例えばこのThe Planetとか。しかも評判もそこそこ良い様子。
VPS/VDSは物理的なサーバに何らかの仮想環境構築技術を用いて複数の完全に独立したOS環境をユーザに提供するものです。仮想環境構築技術(ソフトウェア)にはVM Ware, Virtuozzo, Xen, UML等があります。 自由度はほぼDedicatedサーバと遜色なく、リブート、アプリケーションのインストール、設定等すべて自由に行うことができます。 パフォーマンスについてはやはりひとつの物理サーバに多くの仮想環境が稼働している程に劣化します。 しかし仮想環境構築ソフトウェアによって特定の仮想環境に割り当てる最低限のリソースを保証することができます。 例えば仮想環境AはCPUは最低600MHz, メモリは256Mbyte, HDDは10Gbyte、といった具合です。 VPS/VDSについてはこの最低保証リソースによってサービスレベルをわけているようです。価格レンジは日本円で月額2000円位から8000円位というところでしょうか。
最後がShared Serverで、これはひとつの物理サーバ上のひとつのOSを複数のユーザで共有するもので、一般的にはOSをユーザの都合によってリブートしたりアプリケーションを独自にインストール、カスタマイズすることはできません。自由度が最も低い分、価格は最も安価で、日本円で月額1000円以下でも契約することが可能です。アプリケーション設定に深く依存しない一般的なBlog等のWebサービスを展開するのであればこのレベルのサービスがリーズナブルということになると思います。
今回僕が検討したのはVPS/VDSのタイプ。何故かというと、やはり今まで自宅サーバで運用していると単にコンテンツをもっていけば稼働するというシステムばかりではなく、アプリケーションの設定に紐付いて稼働しているものが存在するからです。その他にもやはりいろんなアプリケーションやプログラムの検証をかねて動かしていた部分もあるので、インターネットにWebコンテンツを公開できればOK!というわけではなく、自分でOSを完全にコントロールできないと厳しい(楽しめない?)というのがあります。
というわけでVPS/VDSのサービスをいろいろみてみましたがやはり海外の方が圧倒的にサービスが豊富。 価格も国内のものとくらべて同レベルのサービスだと総じて安価であると思います。 ただしこのホスティングってやつはなかなかクサイ商売のようで、各社営業がかなり激しいです。 ただWebを閲覧しているだけでも「担当者とChatしませんか?」みたいなポップアップがでてきたり(そして実際してみた)、オーダーフォームがかなり作り込まれていて、Submitボタンを押さなくてもテキストボックスにメールアドレスをいれただけもJavascriptで自動的にPOSTされているようで、後に「Don’t Go! I miss you. Here is the special coupon only for you.」みたいなメールが来てびっくりしました。
そんなこんなで海外のホスティングに関するフォーラムを数時間読みふけっていろいろ情報収集し、以下の3つにしぼりました。
ServIntは老舗です。価格は決して高くはありませんがクオリティには定評がある模様。ここが候補になったのはこんなところで紹介されていたりと、評判がかなりよさげなので。 Terms of Serviceをみても、「無料試用サービスやキャッシュバック保証はなし。 なぜならこのようなサービスや保証は悪用されるケースが多く、我々はWebで謳っている内容を確実に提供する自信があるから。」等とあり、老舗ならではのクリーンさとクオリティの高さを感じとれます。 低スペックの激安サービスのラインナップはなく、最安のサービスでも49$/month、メモリ256Mbyte、HDD10Gbyte、IP4つという感じ。
一方ProVPSとZONE.NETは比較的新しい業者です。特にZONE.NETの方は市場と比較してサービス内容はしっかりしている上に低価格のラインナップが用意されています。 ServIntだと最低49$/month〜ですが、ProVPSは19.5$/month〜、ZONE.NETは25$/month〜という設定。
同じくらいのサービスレベル(メモリ256MB)でProVPSとZONE.NETを比較すると、ServIntは49$/month、ProVPSは39$/monthでZONE.NETは25$/monthという感じ。細かいところでは一長一短あるのですが、ZONE.NETはこの最安のサービスでもIP2つくれちゃったりとなかなかツボをついています。
結局のところProVPSとZONE.NETをとりあえず両方一ヶ月間使ってみて良い方で継続することにし、両方契約しました。 仮想化の技術もProVPSの方がXen, ZONE.NETがVirtuozzoということで長い契約になるので一度両方みてみた方がいいだろう、ということで。
とりあえず両方で同じようにLAMP構成を構築してみましたが、どちらも使い勝手はかなり良いです。しかしProVPSの方で、多分メモリが192MBなのが原因だと思うのですがSennaのコンパイルができませんでした。(コンパイラがnfkcのところでKillされたので多分メモリ関連でしょう。)なのでSennaについては手元のマシンでビルドしてバイナリをもっていきました。 ZONE.NETの方は特に問題なく全て同一サーバ上でビルドできました。
現在は手始めとして最もコンテンツがポータブルなこのサイト:nkjmkzk.netをZONE.NETに移行しました。 若干レスポンスが悪くなりましたが問題ないようです。 やはり自宅サーバと比べるとSSHの反応もやや鈍くなりますがまぁ仕方のないところかなと思います。
以下、現在のProVPSとZONE.NETの比較情報をまとめておきます。特にZONE.NETの方はあまり事例やレビューが国内にはないので。
ProVPS:
・サーバはDual Core Xeon。”cat /proc/cpuinfo”すると2.8GHz。2次キャッシュは2Mbyte。
・仮想化はXen。
・契約関係、特に解約がちょっと厄介(Service Cancellation Request Formなるものを送ったりしなきゃいけないらしい)。
・管理画面はオリジナル。
・パーティションの設定ができたり複数のOSをインストールできたりとかなり柔軟。
ZONE.NET
・サーバはQuad Core Xeon。”cat /proc/cpuinfo”すると2.3GHz。2次キャッシュは4Mbyte
*体感的にはProVPSより速い
・仮想化はVirtuozzo。
・管理画面はVirtuozzo Power Pannel。日本語にローカライズされている。
・ファイアーウォールが管理画面で設定可能。便利。
オープンソースの定義
オープンソースという概念は多用されるものの、その定義を正確に理解して使用されてはいないのでは、と思います。 なぜなら僕も「OSSってどういうソフトのこと?」と聞かれるとキレの良い返答ができないから。orz. タダで入手できて再配布自由、というのが一般的な理解ではないでしょうか。 そろそろこのあたりを厳密に理解しておきたいと思ったのでまとめてみます。
オープンソースであるライセンスは以下の要件を満たしている必要があるとOpen Source Instituteが定めています。(以下は僕の勝手な意訳です。)
ライセンスはソフトウェアが販売や無償配布されることを制限してはいけません。
また、そのような販売に際して報酬を求めてはいけません。
2. Source Code(ソースコードを公開すること)
プログラムはソースコードを含んだ形で配布されなければなりません。
もしソースコードを含まない形でプログラムを配布するのであれば、インターネットからのダウンロードのような形で他のソースコード入手手段を提供しなければなりません。
そしてこのソースコードの提供に際して、提供にかかる手数料をユーザに課金することはできますが、ソースコードの利用や公開に関して課金することはできません。
3. Derived Works(ソフトウェアの修正)
ライセンスはプログラムの修正や、そのプログラムを基にした新たなプログラムの作成を許可しなければなりません。 そしてその新しいプログラムを同じライセンスで再配布することを許可しなければなりません。
4. Integrity of The Author’s Source Code(著者のソースコードの完全性)
ライセンスはプログラムがパッチとともに配布されることを認める場合に限り、オリジナルのソースコード自体を修正して配布することを禁じることができます。 著者が作成したソースコードとその他を明確に分離できるようにするためです。
5. No Discrimination Against Persons or Groups(差別の禁止)
ライセンスは個人や団体を差別してはなりません。
6. No Discrimination Against Fields of Endeavor(分野の制限の禁止)
ライセンスはプログラムが特定の分野でのみ利用が許可されるような制限をしてはなりません。
7. Distribution of License(ライセンスの継承と維持)
プログラムに付随する権利はそのプログラムが配布された人全てが例外なくそのまま享受できなければなりません。
8. License Must Not Be Specific to a Product(特定製品への依存の禁止)
プログラムに付随する権利は、特定製品に組み込まれているときのみに有効なのではなく、それが違った形で他のソフトウェアの一部となってもオリジナルの権利を維持しなければなりません。
9. License Must Not Restrict Other Software(他のソフトウェアへの制限の禁止)
ライセンスはともに配布されるだけの他のソフトウェアについて何ら制限をしてはなりません。
10. License Must Be Technology-Neutral(技術的な中立の維持)
ライセンスは技術的な特定の仕様に依存するようなものであってはなりません。
なるほど。
「タダで入手できて再配布自由」というのは意外にあながち間違いでもないようです。
オープンソースの代表的なライセンスであるGPLはこのオープンソース要件を満たしており、したがってGPLが適用されているソフトウェアはオープンソースであるといえます。
ここまで理解した上でよくある疑問が、
「Redhatって、オープンソースっていってるけどOS入手するのにお金かかるよね?」
というもの。
結論からいうとRedhat Enterprise Linuxは、
1.ソースコードは RedhatのFTPサイトからタダで入手可能
2.サポートや、便利なバイナリをSubscriptionという形で有償提供
ということで、GPLに沿ってるということになります。